ピアノ>バイエルはピアノ初心者いじめ？

ピアノに興味がある人、少しだけかじった人、またはピアノを
習った事もない人でも、ピアノ／バイエル　と言われると、
聞いたことがあるのではないでしょうか？
というのは、これまで、ピアノを習い始めると言ったら、バイエル
というのが長い間の基本だったからです。

でも、いつからこのバイエルが練習曲集として使われているの
でしょうか？

バイエルは、外国人音楽教師として文部省の機関であった
音楽取調掛(後の東京芸術大学)に招かれたアメリカのルーサー・
ホワイティング・メーソンによって日本に導入され、それが普及
したものらしいです。
それが、1880年頃だったので、130年も昔に入ってきた物
を未だに使っているということになります。

アメリカ人が持ってきたのに、バイエルを使ってピアノの練習を
しているのは実は日本人くらいで、海外でピアノを弾く人でさえ、
「バイエル」と言う言葉なんて知らないという人が沢山います。

しかし130年たった今、バイエルでピアノの練習をすること
への問題もいくつか指摘され初めており、バイエルを教材と
して使用しないピアノ講師も多々おられるそうです。

バイエルは、主にピアノを弾くための指の運動を目的とした曲に
なっており、１０６個の練習曲からなっています。
問題の一つとして、指の練習を目的とした単調な曲が永遠と続く
ため、指途中で挫折される人が出てきてしまうことです。